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クルーコーヒーができるまで その1

はじまりの物語

私たちクルーコーヒーは、グラフィックデザインと古民家再生のまちづくり事業を主戦場にしているデザイナーである夫が焙煎を行い、子育てを始めた途端に健康志向に目覚めた妻が、店の運営を行う夫婦で始めた無農薬栽培の珈琲豆を扱う自家焙煎珈琲豆店です。

コロナ禍をきっかけに、自宅の近くにデザイン作業を行う会社とは別に賃貸していたのですが、少し飽き始めていたので、空き家を再生して、使いたい人に貸す不動産管理業務もしているので、どこか古い空き家を借りようかなと思い始めていました。

散歩していると、なんだか気になる空き家に出会うことになります。

それが今の焙煎所であり、販売を行う店舗です。

普通の古い長屋ですが、見に行ったときには、トイレもなく、床もなく、ドアもない状態でした。

店舗として飲食業の許可を取るためには、なかなかハードルが高い状態だと感じていましたが、いくつも古い建物を扱っていたので、まあなんとかなるでしょうと借りることにしました。

それが長い旅の始まりとなるのでした。

なんだか不思議なツボと、なんかの発作が起きたのか、中途半端に壊された土壁。

まずは外との境界線を作ろう

玄関はあるのですが、(当たり前か、)裏口へつながるドアはなく、板が立てかけてあるだけでしたのでまず虫と風の侵入を防ぐためにドアが必要でした。

二階建てで上の階を作業場にパソコン作業をしながら、掃除をして、オーナーさんからもらってきたドアがハマるようにして壁を作って、ようやく閉ざされた空間になりました。

そこからは、床もない土の状態からキッチンとなる床を作っていきました。

少し残っていた床の高さに合わせて、束と大引、根太、合板を張って約1/3のスペースに床ができました。

次は、2段目の床を作って、カウンターを造作していきます。その2へ続く。

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この記事を書いた人

crew roasterのアバター crew roaster 焙煎担当

クルーコーヒーの店舗の設計と施工を担当し、焙煎を担当しています。
珈琲豆にとって一番美味しい状態を探して、焙煎することを心がけています。
珈琲は「苦くてなんぼ!」な深煎りが好きだったのですが、無農薬栽培の珈琲豆を焙煎するようになってからは、好きな焙煎度は、「中浅煎り」になりました。

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